伯母が亡くなりました

暮れに伯母に宛てた年賀状が、今日戻ってきました。

高齢なので心配はしていたのですが、手紙を書こう書こうと思っても毎日の目の前の出来事に忙殺されて、夏ごろからずっと手紙を書けずにいました。

宛先不明で戻ってきた住所。

毎年印刷して送っているのだから間違いは無いはずと思いましたが、一応手元にある住所録で調べました。

勿論、誤りなどありません。

慌てて伯母に電話を掛けましたら、すぐにどなたかが電話に出たので、『あら、何かの行き違い?』と一瞬思いました。

でも、出たのは伯母が最後に住んでいた高齢者の施設の係りの方。

その方からその施設に住んでいる伯母の妹に連絡が入り、伯母の妹が私に電話をくれました。

伯母は去年の8月に亡くなっていたのです。

30分近く、伯母の妹と話をしました。

私が『伯母様、いかがお過ごしでしょうか』と書き出す手紙を書くことは最早ありません。

数年前に夫と尋ねた伯母の部屋は、既に別の方が住んでいるのでしょう。

89歳の伯母の生涯が閉じたことを知り、現実を突きつけられ、今は涙が止まらず、息苦しくもあります。

だけど、伯母は今、年老いた体から解き放たれ、天国の伯父や愛犬と一緒に楽しく過ごしていることでしょう。

今年、暮れに私が送った年賀状には、珍しく長い文面がありました。

「いかがお過ごしでしょうか。先日伯母様と新潟県のどこかを旅行する夢を見ました。リアルな夢でしたが、行ったこともないところへ何故でしょう。不思議でした。」

伯母と夢で見た景色は、夕暮れだけれど綺麗な景色でした。

伯母が年賀状を書く前の私に、自らの訃報を知らせてくれたのかも知れません。

まさかとは思いますが。

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